安くて高音質なOneOdioのヘッドホン、Hi-Res対応の最上位モデル(Pro50)のレビュー記事です。
最上位モデルは、音は予想を遥かに上回っていました。他機種との比較も行っています。
OneOdio Pro50 Hi-res を検討の方は、是非参考にしてください。
OneOdio Pro50 は本格的な音楽視聴が可能
結論から言うと、 OneOdio Pro50 Hi-Res は原音を非常に精密に再生してくれる高音質ヘッドホンだと思います。
単純に再生周波数帯域が広いというだけでなく、音の非常に細かい複雑な波形まで、原音に近い波形を再現していると感じます。
価格は安いですが、ハイレゾ(Hi-Res)ロゴは付いているのも納得の高音質です。
普段のMP3音源を聴いても、明らかに細かい音が精密に再生されることが、誰でも聴き取れると思います。
以前、大手Audio-technicaの2~3万円代のヘッドホンを何本か持っていましたが、音はそれ以上にも感じます。
個人的には、有名メーカーの数万クラスのヘッドホンと比較しても、全く遜色無い高音質と思います。
現在、私が所有している、Razer Kraken、OneOdio A71-Dと比較しても、明らかに再生される音の解像度・臨場感が違います。この辺りは、後ほど詳しく解説していきます。
ハッキリ言って、値段は度返ししても、音に関しては文句なしの大満足レベルです。
この音で、この値段は、絶対お買い得だと思います。
< Pro50 Hi-Res:音の特性>
- 低音は、無駄な振動が無く、キレが良い
- 高音は、他の音に潰されず、しっかりと余韻まで響く
- 耳の近い位置で聴こえて、臨場感が高い
- フラットな特性に近いが、やや低音が強調されている
以前、手頃なヘッドセットを購入しようと、OneOdio A71-Dを購入し、その音の良さに驚いていました。
ずっと気になっていた OneOdio の最上位モデルを、ついに購入しました。
そして、本当に高音質なのかを検証します。
OneOdio Pro50 の特徴
以下、具体的な項目として特徴をまとめました。
分かりやすい所で、低音域は、バスドラムのキレ・高音域では、ハイハットの存在感、シンバルの余韻で明らかな差が感じられます。
中域の音では、本来の細かい波形が、単純化されずに、高い解像度で細かい音となって聴こえてきます。
この事を言葉で表現することは難しいですが、本来の味わい深い音が精密に再現されて、ヘッドホンから聴こえてきます。
ハイレゾ(Hi-Res)のヘッドホンは、ハイレゾ音源の細かい波形まで、しっかり再生できる必要があります。
そんなハイレゾヘッドホンは、ハイレゾ音源では無くても、通常のヘッドホンと比べれば、その精密な再現性に差を感じるのだと思います。
普段オーディオにこだわりを持って、音質を重視する方にも、納得の高音質ヘッドホンだと思います。
しかし、OneOdio Pro50 Hi-Res は、良い所だけではありません。
良くない所も含めて、以下を参考にして頂ければと思います。
Pro50 の良い所
- 音圧が非常に高い ※カタログ値108dB/mWで、体感はそれ以上
- 低音(バスドラムなど)にキレがある
- 高音(ハイハットなど)は、小さい音でもしっかり再現される
- 音の解像度が高い ※細かい波形まで簡略化せずに再生できる
- 厚さ3cmのイヤーパッドが快適
- 同時に2つの音が入力できる(ケーブルも2本付属) ※楽器練習には便利
- 高級感がある ※レビューは機種・色は、Pro50 ブラウン
Pro50 の良くない所
- アーム部分の作りが安っぽい
- イヤーパッドの穴がやや小さい(A71-Dより違和感は少ないが、Krakenより小さい)
- 高級感もありますが、細部の質感までは値段相応
OneOdio Pro50 他機種との比較
私の所有する、ヘッドセットと比較してみました。
比較したのは、以下の3機種です。
機種名 | 概要 |
---|---|
OneOdio Pro50 | 高音質を期待して購入した今回の実機レビュー機種 OneOdio 最上位機種のハイレゾヘッドホン |
OneOdio A71-D | 高コスパで購入したヘッドセット。 高音質で思わぬ誤算。 長時間利用で耳が痛くなる問題あり |
Razer Kraken | 長時間利用のために、妥協なく選定して有名なヘッドセット |
サイズ感、形状、質感について参考にしてください。
<Pro50の比較結果まとめ>
- 音の解像度は、他機種と比較して圧倒的に良い
- 3cmのイヤーパッドは快適 ※Kraken程では無いが、長時間の利用でも耳は痛くなり難い
- ヘッドセットとしては不向き
高コスパのヘッドセット(OneOdio A71-D)で問題だった耳の痛みは、 OneOdio Pro50では、3cmのイヤーパッドの効果もあり、発生しませんでした。
Razer Krakenでは、耳がすっぽりイヤーパッドの中に収まりますが、 OneOdio Pro50では、3cmのイヤーパッドに、耳の一部が触れる状態ですが、痛くなり難いです。
ハイレゾヘッドホン(OneOdio Pro50)の音質・音の解像度は、他の2機種と比較しても、明らかに頭1つ抜けて高音質を感じました。
<比較3機種の目的別のオススメ用途>
- ハイレゾヘッドホンとしてコスパは、安くて十分な高音質:OneOdio Pro50
- ヘッドセットとしての長時間利用の快適さは、耳が痛くならない:Razer Kraken
- ヘッドセットとしてのコスパが高く、安くて音楽視聴も可能:OneOdio A71-D
比較検討の参考にご覧ください。
比較要素 | OneOdio Pro50 | OneOdio A71-D | Razer Kraken |
---|---|---|---|
素材の肌触り | ★★★★ スベスベして高級感あり A71-Dより弾力性が少ない | ★★★★★ スベスベして高級感あり | ★★★ ややザラザラしている |
音質 | ★★★★★★ 音圧が強く、解像度が高い、近くで聞こえる 低音が強化された傾向 | ★★★★ 音圧が強く、音楽視聴向き、近くで聞こえる 高音・低音が強化された傾向 | ★★★ 標準的、遠くで聞こえる フラットな傾向 |
マイクの位置調整力 | ★★ インラインマイク付属 ※一応マイクも使えます | ★★★★★ 完全に口まで調整可能。 全指向性マイク。 | ★★★★ 口元付近まで調整可能。 単一指向性マイク搭載。 |
耐長時間使用 | ★★★★ 3cmのイヤーパッドにより、耳は痛くならない | ★★★ 耳が小さいと痛くなる | ★★★★★ 大きな耳でも痛くならない |
カッコ良さ | ★★★★ 高級感はあるが 細部は値段相応 | ★★★ マイクアームは取り外し | ★★★★★ マイクアームは収納可能 |
コスパ | ★★★★★ 音質で考えれば最高 | ★★★★ このスペックで、この値段は素晴らしい | ★★★ 非常に良い製品です。 |
<参考記事>OneOdio A71-D ヘッドセットの実機レビューとKrakenとの比較
OneOdio Pro50 のまとめ
ハイレゾヘッドホン「OneOdio Pro50」について、実機を使って、他機種との比較も行ってきました。
結果として、音質の面では、確かに高解像度で高精度なヘッドホンだということが検証できました。
OneOdio社の有線タイプの最上位機種ということもあり、本格的な音楽視聴向けのハイレゾヘッドホンなのは間違いありません。
そして、何よりもお伝えしたいのは、その価格です。
この音は、有名オーディオメーカーで2~3万円代のレベル(場合によってはそれ以上)ですので、お買い得としか言いようがありません。
本格的なヘッドホンは、非常に高価(数万~数十万円)ですし、いずれ劣化して壊れるものです。
有名オーディオメーカーにこだわらなければ、手軽な価格で高音質のハイレゾヘッドホンがあるのです。
今回、実機レビューしたOneOdio Pro50 Hi-Res は、原音を非常に精密に再生してくれる非常にお買い得な高音質ヘッドホンだと思います。
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こちらの記事が少しでも参考になったら嬉しいです。
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